古い中古住宅をうまく売るコツについてセミナーを開催しました。
7月6日、マイベストプロ神戸の「暮らしお役立ちセミナー」の一部として、
兵庫既存住宅活性協議会からの派遣により
「購入者側から見る 築28年の中古住宅を相場より高く売る4つの法則」と題しまして、
今、築年数がたったお住まいの今後をお考えいただくセミナーを開催させていただきました。
このセミナーは、今回初めて開催させていただきましたが、
神戸新聞にも掲載いただいた結果、多数の方にご参加いただき、
明石市や垂水区で住み替えの検討をしようか迷っておられる方や、
高砂市にあるほったらかしの古い空き家の処理に困っている北区の方に、
お役立ていただく情報を提供することができました。
住宅を高く売るためのセミナーとは・・・
日本では、築20年を超える古い住宅の価値はほとんどゼロ円とみなされます。
そんな住宅を実際に売却するとなれば、
見た目も新築に比べ老朽化していることが明らかですし、
構造・雨漏りに不安を抱えているとなれば、
なお、購入者側にとっては不安がいっぱいで住宅購入の選択肢にはなかなかなりえません。
だから、なかなか中古住宅は売却しにくく、
宅建業者からも値段を下げないと売却できないと通常いわれてしまいます。
当セミナーでは、そこで、本当にその建物の状態がどうなのかをしっかりと調査し、
現在の新築と同じぐらい地震に強くするにはどうするのか、
しろあり被害はないか、購入者がその物件を購入するときに、
かし保険という構造・雨漏りの対する新築と同様の保険にはいるにはどうすればできるのか、
そういったことを皆様にご説明させていただきました。
不具合があとで見つかると値引き要因にされることもあります。
最近の売買事例においても、売りに出されている住戸を購入者により建物調査が行われた際、
不具合が見つかると、その修繕費を値引いてもらうような交渉が行われます。
そうなるとどうしても売りに出している方は値引きせざるを得ません。
そのためにも、まずは現状の状態をしっかり把握すること。
そして、建物をできるだけ、購入者側にとって、魅力ある状態で維持し続けることが、
リフォームするにしても、売却するにしても、相続するにしても重要なこととなります。
「こんな話きいたことがない」と言われることも多いこのセミナーですので、
またお時間がありましたら一度ご参加いただき、
特にいまお住まいを売却するつもりがない方も、
今後の住まい管理の参考にしていただければと思います。