皆様こんにちは。
神戸リノベーション宮永です。
もうすぐで3月突入!ひな祭りももうすぐですね。
おめでたい行事ですが、昔…夜中の薄暗い部屋でひな人形を見て、寒気を覚えたのを思い出しますよ…。
たまに、マンションやビルの前を通ると見かける、定礎と書かれた石板。
こういうのです。
これって一体何だろうと、疑問に思ったことはないでしょうか。私はあります。
『定礎』とは?
定礎とは、建物の土台となる礎石を定めることです。(これだけではイマイチわかりませんね…)
本来、住宅などを建てる際には、土台の石が必要であったため、定礎式は工事にとりかかることでした。
しかし、現在ではビルなどに竣工年月日などを彫り込んだ定礎板を埋め込む式典などに変化しており、ある程度建設が進んでから式が行われることがあります。
定礎石の位置は基本的に、南東とされていたのですが今では方角は関係なく、正面玄関近くに設置するのが一般的になっています。
ちなみに…。定礎石の中には、鉛・銅・ステンレス製などの定礎箱が埋め込まれ、建物の図面、定礎式当日の新聞、出資者名簿など…後から開けて建築当時を偲べるようなものを入れるのだそうですよ。
いわゆるタイムカプセルですね。素敵です。
定礎箱は普段取り出すことは出来ず、中身見ることが出来るのは、建物を壊す時、壊れた時だけなのです。
定礎石を見かけると、少し感慨深い気持ちになりそうですね…。