昨年、5月から取り組んでいる、
住宅診断の普及事業があります。
兵庫県インスペクション普及支援事業といい、
中古住宅購入時の安心安全のため、
建築士によるインスペクションをおこなおうという事業です。
125㎡未満の木造住宅を購入するときは、
住宅診断の資格ある建築士と
しろあり調査員が29800円(税別)で
対象の住宅を調査して
報告書を出してくれます。
兵庫県内では、延べ、250社を超える不動産店舗が、
中古住宅購入者に住宅診断をおこなっていだだける仕組みを
提案できるようになっています。
もちろん、神戸リノベーションでは、
中古住宅の購入予定者には、
全物件、住宅診断をあたりまえのように勧めます。
これから何十年とお付き合いする家、
やっぱり、いろいろ知っておきたいと思いませんか?
これが、なかなか普及しません。
兵庫県から年間100件分の補助金があるにもかかわらず、
利用はまだ20件そこそこです。
う~ん・・・
問題は、家を買おうとするとき、
その家を、調べずに選ぶってことが、
世の中に定着しきっているからだろうか・・・
住宅診断って言葉を
伝える人が少なすぎるからだろうか???
杭の支持層不達問題、
耐震ゴムの評価偽装の問題、
なにかと不安要素が一杯であった2015年。
2016年の建築業界は、
より消費者に認められる方向に進まなければなりません。
今年は、
もう一度、一から取り組んでいきたいと思います。