中古住宅購入、「瑕疵担保責任免責」の記載に注意! | こうべリノベーション不動産【神戸 / 明石】

中古住宅購入、「瑕疵担保責任免責」の記載に注意!

格安物件に要注意!


物件を探してみると、
「お、安いな~!!」と目をみはる物件がありますね。
特に築年数がふるくなるほど、建物の査定値段が安くなっているので、
そのエリアの相場よりも安く感じるかもしれません。
そういった物件は備考欄に要注意です。そこには、いろんなことばが書いてあります。
もちろん、事件ものといわれるいわくつきの物件もありますが、
そうでなくてもいろんな原因があります。
そのなかで、納得のいきにくい言葉をひとつ説明します。
「瑕疵担保責任免責(を負わない)」です。

「瑕疵担保責任免責」ってどういうこと?


物件広告に、「売主は瑕疵担保責任免責」と書いてあります。
これは、もし購入後、雨漏りや構造上の問題があっても、
売主に対しては何もクレームをいうことはできないということです。
これは築20年以上たってて、建物代はほぼゼロに近いからしょうがないと、いわれます。
実際には、売主にも、仲介会社にも、どういったことを買主さんから言われるか
想像がつかないので、このような条件で販売されていることが多いといえます。
瑕疵担保責任はたった3か月や1年で設定することができます。
この短期間の責任すら負えず売却するわけですね。
その分、売主も低い値段で売却することに納得するということなので、
価格に多少のお得感がでます。
でも、買う方はそれで本当に納得いきますか?
床が傾いていてもいいの?雨漏りがあってもいいの?
誰も責任をとってくれないということなのに・・・
ただ、その不安を解消する方法があります。
建物を調べれば解決できる方法があるんです。

既存住宅かし保険という選択肢があります。


これまでは、中古の建物に関しては、何が起きてもしょうがないね
っていう風潮を、購入希望者が了承しなければならなくなっていました。
今後は、そういうわけにはいかなくなってきています。
買主さんは、いくら安くても、不安な中では
住宅はかえませえん。それを助ける制度があります。
それが、既存住宅かし保険です。
これは、一定の検査により、条件をクリアした建物には、
引渡しから最大5年間、1000万円までの被害を保証する制度です。
保証がついている建物に、
たとえば玄関の上のバルコニーからの漏水という瑕疵が、購入してから2年後に発生。
修繕するのに100万円かかるとすれば、
その補修費用を保証と保険でまかなってくれるということです。
知っていれば非常に役に立つ制度なんですが、
まだまだ、この制度は広まっていませんので、
知らない不動産屋さんもたくさんいます。
まずは、建物調査をするところから始めてみてください。

関連記事

PAGE TOP