中古住宅は断熱リノベーションして住むべし。


◆古い住宅ほど断熱性が低いのは確実です。

中古住宅を購入する際、注意しておきたいのが、断熱性です。
CO2排出量削減を呼び声に、さまざまなところで、省エネという文字を見かけますが、
中古住宅選びにもそういう目線をなくしてはいけません。

建物の建築において、省エネ基準は、年々厳しくなってきており、
平成25年にも大きな省エネルギー基準の改正が行われました。

たとえば、昔の家のサッシは、今のサッシとくらべて気密性が劣ります。
昔の家は、窓を閉めていても、スース―風がはいるような気がしませんでしたか?
また、廊下が寒かったり、トイレが寒かったりしませんでしたか?
中古住宅は年代によって断熱性に大きく違いがあることを知っていてください。

住まいの熱の出入り

◆建物の熱は、約50%は窓から逃げる。

断熱性、省エネと一概にいっても、いろんな“ものさし”があります。

もちろん、太陽光発電や、オール電化、省エネエアコン、高性能給湯器など、
住宅設備においてエネルギー消費量を抑えて快適な住まいを得る方法があります。

ただ、中古住宅で注意すべきは、もともと、その建物がもっている断熱性、気密性が
どのレベルなのかということです。

床下に断熱材がなければ、床下から断熱材の敷設をすることで、床が冷たくなるのを改善できます。
2階がどうも暑くなりやすい住宅は、天井の断熱材が不足している場合もあります。
「気流止め」といった施工が効果を発揮する場合もあります。

なによりも、窓を改善することは重要です。熱の大半は窓から逃げるともいわれています。

すべての部位において断熱性をあげることが経済的なのかは別として、
中古住宅購入前には、どういった断熱リノベーション(断熱リフォーム)をするのかも検討しておきたいものです。

◆断熱リフォームで、住まわれる方の健康も改善できます。

断熱リフォームをすることで、省エネ効果も期待できますが、
住まわれる方の健康にも効果が期待できます。

厚生労働省調べの人口動態統計によると、
家庭内における主な不慮の事故による死亡者は、交通事故死者を上回り、
中でも、「心疾患」と「脳血管疾患」は、原因の第2位と第4位を占めています。

特に入浴中の脳卒中など、寒さと突然死については、
相関関係が見られるので、住宅内ではヒートショック(急激な温度変化)を起こさない
断熱リノベーション(断熱リフォーム)は有効な対策になります。

また、夏の防暑対策として、断熱材で屋根や天井の断熱リノベーションを行うことは、
夏の日射の影響による室内の温度上昇を緩和することができ、熱中症の予防にもつながります。

壁や水回りなどをリノベーションするときは、比較的安価での断熱リノベーションが可能です。
好きなリノベーションと同時に健康な住まいを。
こういったことも、住まい選びで考えていきたいですね。